画質:8 無限の彼方:10☆ 音質:8


映像はVC-1、音声はドルビーTRUEHD。ビット数は失念。

画質について。
68年公開の映画としては信じがたい高画質である。
冒頭、人類の原風景は絵画の如き壮麗さであり、深いフィルムの喜びに満ちている。極めて美しい一枚絵のようである。
一方、宇宙は黒くない。残念ながら黒レベルが最低まで落ちておらず、浮いてしまっている。
とはいうものの、全編通して画質上の問題点はそれくらいであり、総体としては68年公開のフィルムらしからぬ、素晴らしい精細感と情報量に満ちている。
モノリスとの邂逅から続く一連のシークエンスは、ブレードランナーの特撮シーンにもあった、普遍的な映像・画質体験を提供する。

音質について。
デイジー……デイ…ジー…………
少なくとも、音楽はきちんとサラウンドミックスされており、これ以上何かがあるとは思えない完成度には既に到っている。
音に関して言えば、もはやどうこう言う余地はあるまい。
外部の感覚を呼び醒ます……



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