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【BDレビュー】 第125回『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』

公開日: : 最終更新日:2013/12/15 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

画質:13 音質:15


映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit・7.1ch。
(※DMP-BD80で表示する映像ビットレートがPS3のそれとはあまりにも異なるので、今後は基本的にコーデックのみ記載)

画質について。
神話の領域の“色”はいわゆるアースカラー。異形の温度感と光に満ちる。
人間の領域の“色”は青、銀、そして闇。鋭利さと冷たさに満ちる。
そこに、そのどちらにも属さないヘルボーイの朱が映える。
前作同様、なかなかお目にかかれない妖美な色彩が画面いっぱいにあふれ出す。解像感、情報量といった画質の基礎体力的なものも非常にハイレベル。闇の中に神話の住人がたたずむ姿など、色彩の妙も相まって、すさまじいまでの「そこにいる!」感がある。実写映画として、登場人物(人物?)の現実感、立体感――生々しさは過去最高。特に半漁人のなんと生々しいこと!
他にも、ゴールデンアーミーのオートボットにも勝るとも劣らない精緻なディティールの表出など、画質的にも映像的にも見所は盛りだくさん。
ほぼ唯一の問題点は、ヘルボーイの真っ赤なお顔にごくまれにノイズが乗ること。主に冒頭の少年時代。にしてもヘルボーイ少年きめえw
マイヤース(´・ω・`)

音質について。
クリエイターの魂が世界に命を吹き込んでいるのだ、とうことを実感させる苛烈にして美しいサウンド。よくぞまあ7.1chで音響を作った、その心意気の時点で凄まじいものがあるのだ。
エルフが、トロルが、オーガが、ゴブリンが、妖精が、精霊が、神話の領域から咆哮を響かせる。剣戟、銃撃、爆炎、鬼たちの肉弾戦、精霊の腕が大地を割り、鋼鉄兵団は怒涛の進撃で空間を埋め尽くす。非常に多種多様な効果音、音響が散りばめられ、そのどれもが一切の手抜かり無く構築され、さらに唯一無二の芸術性と呼ぶべきものも獲得するに至っている。
特にゴールデンアーミー。前回『トランスフォーマー』でもう少しメカの音に迫力とメリハリが欲しいと書いたが、こちらはまさにその理想を体現する。奇しくも不滅の鋼鉄兵団、人型メカという点でオートボットと似ているが、映像的にもまったく引けを取らないばかりか、音響についてはこちらの方が完全に勝っている。
音響効果としての音楽の使い方も実に巧み。7.1chの分厚い包囲感、音の情報量の膨大さ、効果音ひとつひとつの鋭さと存在感、付与された芸術性、すべてにおいて素晴らしい。官能領域においても満点である!



BDレビュー総まとめ

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