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【BDレビュー】 第202回『ヒックとドラゴン』

公開日: : 最終更新日:2013/12/15 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

もっと早くに見るべきだった映画


画質:9 音質:8


映像はAVC、音声はドルビーTRUEHDの24bit

画質について。
最初から最後までフルデジタルで作ったアニメーションのデジタル直送ソフトであり、画質的な面でケチをつけるような場面は皆無。
もともと3Dを意図して作られた作品ということもあってか、2Dであってもキャラクターやオブジェクトの立体感が特に目を引く。映像全体の解像感や精細感は卓越したものがあり、BDという器を存分に生かしている。色彩はそこまで派手にはならず落ち着いた印象であり、ある種の渋みも感じさせる。
ノイズやマッハバンドの類も見当たらない、さすがの仕上がりである。
画質、というより映像的に気になる部分もいくつか。
必然か偶然かは分からないが、キャラクターのディティールに比べて背景の作り込みが少し甘く思え、キャラクターが幾分浮いているように感じる。また、夜のシーンでは実写を意識したものか、強い闇への引き込みとソフトフォーカス処理があり、折角の3DCGゆえのハイディティールが見えない。そのぶん、相対的に日中のシーンでの凝縮されたディティールの表出が強く印象に残るのも事実なのだが。
手堅い出来ながら、感覚的には目の覚めるような高画質というわけでもない。
見どころ:
黒い鱗
そばかす

音質について。
全体的にナローレンジで、おどろおどろしさをあまり感じない。
冒頭の乱戦も、怒号が怒涛の飛沫をあげるというよりはコミカルな大騒ぎといった風合いで、効果音に重さ鋭さ硬さといった要素は薄い。この辺はあくまで子供向けゆえの音作りか。
サウンドデザインそのものはマルチチャンネルを十分に生かしており、飛行シーンではまさしく飛翔の醍醐味を感じられるのだが、やはり剛風の中を豪快に疾駆するようなイメージには少々乏しい。
むしろ音響的なハイライトは竜の咆哮である。作中のいかなる音よりも巨大で重く激しく、空間一杯に鳴り響く。
聴きどころ:
飛翔
咆哮



BDレビュー総まとめ

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