Today, Bose noise-cancelling headphones, truly wireless sport earbuds, portable speakers, and smart speakers are increasingly purchased through e-commerce, including Bose.com
Bose is closing all of its retail stores in North America, Europe, Japan, and Australia – The VERGE
オーディオメーカーのBOSEが公式販売店舗の閉店を発表、日本の店舗も – Gigazine
Oh…
BOSEは元々、B&WとかFocalとかDynaudioとかParadigmとかそういうメーカーとは毛色の違うスピーカーメーカーだったが、ついにこういう展開になってしまった。
こないだPS Audioも似たような方針を表明したが、会社規模からくるインパクトのでかさはその時の比ではない。
“At the time, it was a radical idea, but we focused on what our customers needed, and where they needed it – and we’re doing the same thing now. It’s still difficult, because the decision impacts some of our amazing store teams who make us proud every day. They take care of every person who walks through our doors – whether that’s helping with a problem, giving expert advice, or just letting someone take a break and listen to great music. Over the years, they’ve set the standard for customer service. And everyone at Bose is grateful.”
もはや「ショールーム」としての機能すら求められていない時代だというのか……
BOSEの方針転換は、経済性の観点から冷徹に考えれば、きっと機を見るに敏、ということなのだろう。時代が変われば再生されるメディア/コンテンツは変わり、求められる製品もシステムの姿も変わり、販売形態も変わる。それは仕方がないし、それを頑なに拒んだところで未来がないのもわかる。
しかし、趣味としてのオーディオ――それこそBOSEがとうの昔に抜け出した重厚長大な――を愛する者のひとりとしては、否応なく時代の流れを突き付けられているようで、なんとも寂しい思いもする。
それでも、たとえ時代とともに姿形は変わっても、「音楽でも映画でも、自分の好きなコンテンツをいい音で聴けばもっと楽しい」という根幹が枯れてしまわない限り、オーディオという趣味の命脈は保たれると信じている。
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