画質:6 音質:6
映像はAVC、音声はリニアPCMモノラルの24bit
画質について。
ガタ、揺れは極小。しっかりと黒が沈む。この時点で合格点をあげられる。
全体的にすっきりとした質感。情報量も解像感も年代的な限界は感じるし、フィルムの傷なども盛大に乗っているが、それも含めて偉大な作品をストレスなく楽しめる次元には持ってきている。
いくらクライテリオンとて神通力を持っているわけでもないので、まぁこんなもんか、というのが素直なところ。
見どころ:
円谷神の特撮
音質について。
収録音声はモノラルのみという漢らしい仕様。
厚くくぐもった重苦しい音、ナローレンジを絵に描いたような音。
声の質感はところどころ怪しく何を言っているか分からなくなったり、妙にピーキーに暴れたりする。防衛隊の頑張りは結構面白おかしく聴けるが、やはり今日的なダイナミクスは皆無。
とはいえ、現代的な音になってしまったらそれはもはや1954ゴジラではあるまい。
モノラルの厚ぼったい膜の向こうから響き渡る伊福部大先生の劇伴とゴジラの咆哮を轟々と鳴らしてなんぼだろう。
聴きどころ:
伊福部大先生の劇伴
ゴジラの咆哮
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第218回『ゴジラ(1954)』 クライテリオン盤
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