*

【音源管理の精髄】 『タグ』とは何か? 【ネットワークオーディオTips】

公開日: : 最終更新日:2017/08/11 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

 タグ

 PCオーディオとネットワークオーディオの両方、デジタルファイル音源を扱うあらゆる領域で目にする単語。
 その一方で、いまいち正体が判然としない言葉でもある。
 

 いつぞや発売されたとある雑誌において、タグは以下のように説明されている。

「データを管理するために設定する曲名・アルバム名・アーティスト名・ジャンルなどの基本的なキーワード」

 ふーむ。
 ん? 曲名? と思った人は鋭い。その辺は後述。


 では、具体的に、どこを見ればタグを確認できるのか?

 いったい何がタグなのか?


 タグの存在は、意識しなければそもそも目に入らない。
 あるいは、タグとは何かを理解していなければ、実際にタグを目にしていたとしても、それがタグなのだと認識できない。


 というわけで、この記事において、「これがタグだ!」ということを意識に刻み込んでもらいたい。

 あらかじめ言っておこう。

 
 タグを制する者は音源管理を制する。


 これが、今までネットワークオーディオと取っ組み合ってきた私が得た結論である。
 タグの存在は音源管理にとって絶対に避けては通れない、最も大切な要素であると言っていい。


 前置きが長くなった。

 以下、これが『タグ』である。


 ChorusDS HD 操作画面
s_App再生画面 001

 MediaMonkey 操作画面
WS000003

 MediaMonkey 音源のプロパティ
WS000002


 以上、赤く囲ったものは、すべてタグである。


 次に、「タグではないもの」を示す。








 以上4枚の画像、よく見る音源フォルダの中に、タグはひとつも表示されていない。


 さて、実際に「何がタグで、何がタグでないか」を見てもらったので、整理しよう。

・再生ソフトやコントロールアプリに表示される情報は基本的にタグに基づいている
・「曲名」や「曲順/トラック番号」すらタグである
・タグと「フォルダ名」「ファイル名」は基本的にまったくの別物
・アルバムアートもタグとして音源に付加されている



 つまるところ、タグとは何か。

 「音源に“内的に”付加された情報の総体」である。

 アーティスト名、アルバムタイトル、ジャンル、アルバムアートなどなど、音源を単なる音声データではなく、確かな「音楽」として扱うために必要なあらゆる情報の集合こそがタグの正体である。




 さらに付け加えると、

・音源が圧縮音源か否か、ハイレゾ音源か否かはタグとはまったく関係がない
・WAVでもタグは使える(→参照
・音源のレベルで「タグが使える」ことと、ソフトのレベルで「タグが機能する」ことは別物



 なお、タグとは音源ファイルそれ自体のデータ(音声)とは別枠で存在する「データのためのデータ」であり、「メタデータ」の一種である。

 タグとメタデータの厳密な使い分けが必要な場合、私は「あくまでも音源に付加された情報」=タグ「アーティスト名やアルバムタイトルといった情報それ自体」=メタデータと呼ぶようにしている。
 こうすることで、例えばRoonを使う際、音源ファイルが持っている情報(=タグ)とRoonのデータベースが持っている情報(=メタデータ)を分けて考えることができる。



 それでは、

・タグが何も付加されていなかったら?
・付加されたタグが滅茶苦茶だったら?


 ということについて、また次回見ていくことにしよう。

『タグ』はなぜ重要か



 最後に、大事なことなのでもう一度。



 タグを制する者は音源管理を制する。



【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】

【Roon】関連記事まとめ

よくある質問と検索ワードへの回答

スポンサーリンク


関連記事

no image

【BDレビュー】 第31回『U-571』

潜水艦映画です。 知り合いの軍ヲタの紹介で知りました。実に面白い映画です。 とてつもない音響のソ

記事を読む

【BDレビュー】第279回『猿の惑星:新世紀(ライジング)』

 色々とおまけつき。  それはそうとパッケージデザイン酷過ぎない? ポスターじゃあるまいし……

記事を読む

【Roon Server/RoonReady】Mivera Audio Superstream Transport/Server

Mivera Audio  1250ドルのRoon Server。  この価格でCore

記事を読む

【UHD BDレビュー】第30回『ハクソー・リッジ』 米国盤 【Dolby Atmos】

画質:9 音質:15☆ (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:HEVC

記事を読む

【BDレビュー】第306回『バケモノの子』

画質:13 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:AVC 音声:リニア

記事を読む

ECLIPSE TD316SWMK2 導入編

0.1の壁  23キロの黒い箱。  設置はブビンガ・ラックのベースをボードとして

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / The Search for Everything – Wave Two

・アーティスト / アルバムタイトル John Mayer / The Search

記事を読む

【BDレビュー】第335回『ピクセル』 【Dolby Atmos】

画質:12 音質:15 (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:AVC 音声:Do

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第186回『ハート・ロッカー』

画質:7 音質:10 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit 画質について

記事を読む

【Munich HIGH END 2017】AURALiC G Series 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。 Introduci

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【ホームシアターでゲームをしよう!】第2回『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』

https://www.youtube.com/watch?v

【ハイレゾ音源備忘録】Nicogi / 蜃気楼

・アーティスト / アルバムタイトル Nicogi /

【ホームシアターでゲームをしよう!】再始動

 諸事情により、第1回『The Last of Us』以来

【ハイレゾ音源備忘録】Nicogi / Precious Morning

・アーティスト / アルバムタイトル Nicogi /

【BDレビュー】第345回『RWBY Volume 4』

画質:8 音質:6 (評価の詳細についてはこの記事を参

JPLAYの入門ガイドを作成しました

JPLAY日本語公式ページ →PCオーディオ入門者向け設定ガイド

月刊HiVi 2017年10月号に記事を執筆しました【おまけつき】

月刊HiVi 10月号 9/16発売 祝35周年・UHDブ

【ハイレゾ音源備忘録】Helge Lien Trio / Guzuguzu

おまえの新譜グズグズじゃねーか(歓喜) ・アーテ

【ハイレゾ音源備忘録】Tingvall Trio / Cirklar

・アーティスト / アルバムタイトル Tingvall

【ハイレゾ音源備忘録】Julian Lage / Arclight

・アーティスト / アルバムタイトル Julian La

【レビュー】DSP-Dorado 音質編

外観・導入編 設定・運用編 ・再生環境(詳細)

【UHD BDレビュー】第33回『ザ・コンサルタント / The Accountant』

画質:6 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

【レビュー】DSP-Dorado 設定・運用編

外観・導入編  DSP-Doradoは意外と(?)多機能

【イベント情報】東京インターナショナルオーディオショウに参加します

 既にオーディオ誌で見たという人もいるかもしれませんが、 2

【UHD BDレビュー】第32回『メッセージ / Arrival』 米国盤

画質:7 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

【レビュー】SFORZATO DSP-Dorado 外観・導入編

「純粋なネットワークオーディオ」への憧憬 続・「純粋なネットワークオ

激突! OpenHome/UPnP vs Roon Ready/RAAT

 今回は音質面の話。  「Roon ReadyはUPnPベースのシス

【UHD BDレビュー】第31回『キング・コング:髑髏島の巨神』 【Dolby Atmos】

画質:7 音質:10 (評価の詳細についてはこの記事を

【UHD BDレビュー】第30回『ハクソー・リッジ』 米国盤 【Dolby Atmos】

画質:9 音質:15☆ (評価の詳細についてはこの記事

【UHD BDレビュー】第29回『許されざる者』 米国盤

【BDレビュー】第112回『許されざる者』 画質

→もっと見る

PAGE TOP ↑