いつの間にかOpenHomeが公式でデモ・プレーヤーを出していたようなので紹介。

Try OpenHome now

 このデモ・プレーヤーの正体はJPLAYStreamerと同じく、「インストールした機器をOpenHomeレンダラーと化す」というソフト。Windows・Mac・Linux・Raspberry Piに対応する。

 あくまでOpenHomeならではのユーザビリティを体験するためのものであり、オーディオ的な仕様は最低限となっている。TIDAL・Qobuzに両対応する一方でUSB DACとの詳細な接続設定などは一切なく、対応フォーマットはPCM 192kHz/24bitまで。ソフト自体は起動するとタスクバーにひっそりと常駐するのみ。
20160322OpenHome05

 とりあえず、常用するためのソフトではない。

 コントローラーにはLinn KazooもしくはBubbleUPnPでも使え、とある。iOSではKazoo、androidではBubbleUPnPというのがOpenHome公式にとっても事実上の推奨組み合わせであるようだ。
 というわけで使ってみた。

 Kazoo
20160322OpenHome02
20160322OpenHome04
20160322OpenHome01

 BubbleUPnP
20160322OpenHome03

 Windowsの場合、PCの名称がそのままプレーヤー名として使われる。


 OpenHome公式・純正デモソフトなのでこんなことをする必要はないと思うが、一応。

操作へのレスポンス:良好
シーク:○
スキップ:○
ギャップレス再生:○
音源のスペック表示:○
オンデバイス・プレイリスト:○

 運悪くまともじゃないネットワークオーディオプレーヤーを掴まされた挙句悲惨なユーザビリティを味わってネットワークオーディオという方法論そのものに絶望する前に、あるいは現在進行形で絶望している人に向けて、公式がこのようなソフトを用意したのだろう。OpenHome対応のプレーヤーであればこんなにスムーズに使えるのですよ、ネットワークオーディオってのはいいものですよ、と示すために。
 OpenHomeに対応する=まともな音楽再生機器であることが保証されるなら、あとは、好きなメーカーの好きな音を出すプレーヤーを買えばいいというわけである。


OpenHome is an Open Standard for leading edge streaming digital audio, providing an advanced feature set for networked home audio devices. Interoperability with other devices is a key aspect, and OpenHome delivers by providing complete reference implementations and interoperability certification to ensure that OpenHome compatible players work seamlessly to bring you high quality audio throughout the home.



 Roon/RoonReadyという強力な競合が現れたことで、もしかしたら、私の与り知らない水面下でOpenHomeとRoonの熾烈な主導権争いがあるのかもしれない。最も優れたネットワークオーディオのプラットフォームはおれだ、的な。

 Roon Coreという強力な中枢がライブラリ機能と再生機能を一手に掌握することで、ユーザー・エクスペリエンスの高度化・最大化を図ったRoon。
 まともなネットワークオーディオプレーヤーの背後に広く横たわることで優れた機能性と汎用性を両立し、ユーザーにハード・ソフトの広い選択肢を与えるOpenHome。

 どちらも素晴らしいネットワークオーディオのプラットフォームである。
 強いて言えば、ライブラリの構築を含めた音源の管理運用がユーザーに委ねられているだけ、良くも悪くもOpenHomeの方が自由度が高いということになる。

 2016年、ネットワークオーディオはますます面白い。



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