いわゆるPCオーディオなら、USB DACと再生ソフトを用意すれば事足りるが、ネットワークオーディオの場合そうはいかない。
 音源をネットワークを通じて配信する「サーバー」が必要となる。

 すなわち、サーバーがDSDの配信に対応していないと、プレーヤーがDSDに対応していても、そもそも再生不可能という事態に陥ってしまう。
 以前の記事でも述べたが、ネットワークオーディオにおけるDSD絡みの整備はPCオーディオに比べるとだいぶ遅れている印象がある。

 というわけで、この記事ではDSDを配信可能なサーバーソフトについて、私が実際に確認したものを紹介する。
 時間的にも資金的にも気力的にも、世の中のすべてのサーバーソフトを試せるわけではないので、そのあたりはご了承いただきたい。
 なお、今回紹介するサーバーソフトに関しては、【音源管理の精髄】第4章・サーバーでも記事を書いている。ナビゲーションツリーや使用感といった詳細はそちらを参照してもらいたい。



○Twonky Server
アイコンTwonky
例えばQNAPだと、バージョン7.2.7以降でDSDの配信に対応した。
また、別にQNAPに限らず、バージョン7以降であれば、内部の記述を書き換えることでDSDに対応する。そこまでする必要はないと思うが。
シンプルによくまとまったサーバーソフトなので、DSDに対応したことを喜ぶ人も多いのではないだろうか。



○MinimServer
アイコンMinimServer
LUMINが公式に推奨しているサーバーソフトであり、初期状態でDSDに対応している。
しかし、いかんせんとっつきにくく、Twonky Serverが使えるなら素直にそっちを使ったほうがいい気がする。



○Asset UPnP
アイコンAsset UPnP
歴史ある多機能サーバーソフト。
Release 5で正式にDSD対応を果たした。



○JRiver Media Center
アイコンJRiver Media Center
純粋なサーバーソフトではなく、あくまで多機能な音楽再生ソフトのサーバー機能。
JRiver Media Centerは初期状態でDSDに対応した再生ソフトであり、そのサーバー機能も最初からDSDをサポートする。
私の環境で、LUMIN A1の試聴機に初めてDSDを配信した記念すべきソフトでもある。
ただ、純粋にサーバーとして運用するにはちょっと……というのが正直なところ。



○foobar2000 UPnP Server
アイコンFoobar2000
御存知、機能拡張による大きな可能性を秘めたソフトである。そして無料。
コンポーネントによって「UPnP対応」と「DSD対応」を同時に果たした時、ネットワーク経由でDSD音源が配信可能であることを確認した。
無料であり、すぐに試せる。foobar2000 UPnP ServerがDSD配信に対応することで、ネットワークオーディオの可能性はだいぶ広がるように思う。




 とりあえず、DSD配信に対応したものとして以上のサーバーソフトを紹介した。
 もっと他にもあると思うし、これから増えていくことだろう。



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