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【音源管理の精髄】 dBpoweramp Batch Converterを使ったWAV⇔FLACの一括変換 【ネットワークオーディオTips】

公開日: : 最終更新日:2014/02/14 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

 今さら、わかりきっていることだとは思うが……

 とにかく「WAVか、FLACか」という不毛な議論を終わらせたい。



 dBpowerampに含まれているBatch Converterを使えば、すべての音源フォルダ一括で、WAV⇔FLACの相互変換が可能である。

 WAV⇔FLAC Lossless Uncompressedの一括変換ももちろん可能である。

 WAV⇔FLACだけではなく、AIFFやALACとの相互変換も可能である。

 「全部WAVでリッピングしてしまったから今さらFLACでリッピングし直すなんて無理!」などと悩む必要はない。

 さらに、例えば完璧にタグを仕込んだFLACをWAVに変換しても、dBpowerampならばタグの情報は保持される。

 つまり、「おれはWAV以外絶対に認めない! FLACなんてクソだ!」というユーザーであっても、タグの恩恵を受けられる。(※ただし、WAVのタグに関しては編集にせよ表示にせよ、ソフトによって扱いが異なるので注意を要する。また、仕様上? どうしても保持できない情報もあるようだ。その辺のことをいちいち気にするのが面倒なので、私はFLACを推奨している)




 ここまで言えば大丈夫だろう。


 以下に実践例を示す。



 コレがdBpoweramp Batch Converterの初期画面。
 音源フォルダにチェックを入れれば……
WS000250

 ご覧のとおり、フォルダ内のすべての音源が選択される。
 「Convert」しよう。
WS000251

 すると、このように音源の変換――dBpoweramp Music Converterの画面となる。
 こうなると、対象となる音源の数が多いだけで、やることは普段と何も変わらない。
WS000255

 変換できるコーデックはご覧のとおり。
WS000253

 「FLAC Lossless Uncompressed」ももちろん選択できる。
WS000252

 で、あとは「Convert」するだけ。
 ただそれだけ。
 (※保存場所はきちんと設定すること!)
WS000254


 たったこれだけで、アルバムが何百枚あろうが何千枚あろうが、WAV⇔FLAC Lossless Uncompressed⇔AIFF⇔ALACの一括相互変換が可能。

 面倒なことなど何もない。



 さて、次に気になるのは、「本当にFLAC→WAVの変換でタグの情報は保持されるのか?」ということだろう。

 百聞は一見に如かず。


 まずはオリジナルのFLAC。
 FLAC Lossless Uncompressedでリッピングしたもの。
 Tingvall Trioの素敵な音源である。
WS000256
WS000257

 これを変換する。
 せっかくだからWAVだけでなく、AIFFとALACへも変換しよう。
 このように複数のコーデックに一括変換できるのもdBpoweramp Music Converterの素敵なところである。
WS000258


 で、あっという間に変換が終了。
 早速見ていこう。


 WAV
WS000263
WS000264

 ご覧のとおり、タグは“ほぼ”完璧に保持されている。
 (一か所保持できなかった部分がある)
 アルバムアートだってきちんとタグとして埋め込まれている。つまり、WAVであっても「フォルダーの中に.jpgでアルバムアートを入れておく」なんてことをする必要もない。


 他のコーデックも見てみよう。


 AIFF
WS000259
WS000260


 ALAC
WS000261
WS000262


 駄目押しに、FLACから変換したWAVを、もう一度FLAC Lossless Uncompressedに変換してみる。
 そうして出来上がったのがコレ。
WS000265
WS000266


 この通り。
 


 「WAVとFLACはどちらがいいのか」ということについてあーだこーだ議論することがいかに不毛か、わかってもらえるだろうか。


 好きなほうを使えばいい。


 行き来は自由である。制限も苦労もない。


 ただ、タグの扱いに完璧を期すなら、FLACを選ぶべきだ。




 以上。



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