音楽を聴く際にいちいちPCと向き合いたくない。
マウスをカチカチもしたくない。
要は、オーディオ部屋で椅子に座った瞬間、もうPCの存在を意識したくないのだ。
CDプレーヤーはリモコンが使えたんだぞ。
PCオーディオだかネットワークオーディオだか知らないが、なんとかならないものか。
なんとでもなる。
PCオーディオはもっと自由になれる。
コントロールこそがネットワークオーディオの本質である。
再生機器としてPCとUSB DACを使うかネットワークオーディオプレーヤーを使うかは問題ではない。
というわけで、『JRemote』を紹介する。
JRemoteはJRiver Media Center(以下JRiver)をリモートコントロールするアプリである。
iPhone/iPad両対応で1000円。買おう。
現在android版も開発中だそうだ。私の知る限り、JRemoteはJRiverのコントロールアプリとして最も優れたアプリなので喜ばしい。
→android版もリリースされた。2015/08/13現在の価格は1228円。
Gizmoよりも遥かに使いやすいので是非。
JRemoteの特筆すべき点はひとえにその極めて高い完成度にある。
LUMIN AppやChorusDS HDといった、コントロールアプリの遥かなる頂に君臨するアプリに匹敵する完成度と言っても過言ではない。
一通りJRemoteの使い方を見てみよう。
JRemoteに関して言えば、いずれ他のコントロールアプリと同じ土俵で徹底的に検証する予定である。
何の変哲もないJRiverの画面。
まずはツール→オプションからアクセスキーを調べる。
JRemoteを起動。
「Add a new server」
「Connect with access key」からさっき調べたアクセスキーを打ち込んで……
PCのJRiverと接続する。
基本画面。素晴らしい情報量。
さっそく再生しよう。
画面下部に再生中の音源が表示される。
もちろんPCのJRiverも完全に同期している。
JRiverをコントロールしているのだから当然である。
画面右から左にスワイプするとプレイリストが現れる。
まだまだ終わらない。
画面左下のアルバムアートをタップすると全画面で拡大表示される。
画面右上の三角ボタンを押すと再生特化画面に切り替わる。
音源の徹底的な情報表示に……
アーティストのバイオグラフィーに……
プレイリストの保存と読み込み。
この他にもまだまだ紹介しきれないほどの機能がある。
至れり尽くせりである。
せっかくなのでデザインも変えてみる。
やっぱり黒がいい。
iPhone版の画面も一通り載せる。
JRemoteは掛け値なしに、圧倒的に素晴らしいコントロールアプリである。
LUMIN Appに匹敵するほどの機能性、音楽を再生するために考え抜かれたインターフェース、本体であるJRiverとの強固な接続安定性。
それ以上に素晴らしいのがレスポンスの速さで、LUMIN Appを含むあらゆるネットワークオーディオプレーヤーのコントロールアプリどころか、iTunesとRemoteの組み合わせすら凌駕する。操作に対するタイムラグは完全にゼロ。この点において、JRemoteはコントロールの理想を体現している。
知っての通り、JRiver Media Centerは音質的にも機能的にも非常に評価の高い再生ソフトである。
最先端のハイレゾ音源にも対応するなどの多機能を持ちつつ、ユーザーにはそうと意識させることなく提示するなど、使い勝手にも優れている。
そして、JRemoteはそんなJRiverの魅力を一切損なうことなく、「快適な音楽再生」というエッセンスを提供することで、より高いレベルにまで昇華させている。さらに言えば、この記事の目的はあくまで音楽再生なのでそれほど真剣に試してはいないが、JRiver Media Centerの本懐であるマルチメディアすらJRemoteで縦横無尽に活用できる。
底知れない。
JRiver Media CenterとJRemoteの組み合わせ。
これこそ『ネットワークオーディオ』である。
「プラットフォーム」としてのJRiver Media Center
JRiver Media Centerのライブラリビュー(ナビゲーションツリー)のカスタマイズ方法
JRiver/JRemoteでフォルダビュー(フォルダアクセス)を使う方法
【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】
よくある質問と検索ワードへの回答
【ネットワークオーディオTips】JRiver Media Centerのコントロールアプリ 『JRemote』
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