とりあえずこの記事も参照。
私は、いわゆるPCオーディオといわゆるネットワークオーディオを、対立あるいは断絶したものとは思っていない。
両社とも使う音源は同じものだし、なにより「コントロール」という観点から見れば、ネットワークオーディオはいわゆるPCオーディオをも包括する広がり得るからだ。
PCの再生ソフト使い、USB DACと接続するという「いわゆるPCオーディオ」であっても、「ネットワーク越しにコントロールする」というネットワークオーディオの本質を実現可能である。
そのために、以下の二つの方法がある。
①PC+再生ソフトの組み合わせで、UPnP/DLNA対応のネットワークオーディオプレーヤーのように使う
②再生ソフトに対応する専用のコントロールアプリを使ってコントロールする
ここで取り上げるのは②である。
②のメリットは、“UPnP/DLNAという仕組みを気にする必要がないため、本当の意味で各再生ソフトに特化して機能・性能を作り込める”という点だろう。さながらDSに対するChorusDS、LUMINに対するLUMIN Appのように。
では、この「PCの再生ソフト+コントロールアプリ」にはどのようなものがあるのか。
以下に一例を紹介する。
導入方法も各記事に書いている。
・iTunesと『Remote』
・JRiver Media Centerと『JRemote』
・MediaMonkeyと『MonkeyMote』
・foobar2000と『MonkeyMote 4 foobar2000』
・foobar2000と『foobarCon』(androidアプリ)
中でもおすすめはJRemoteとMonkeyMote 4 foobar2000。
JRemoteはコントロールアプリとしての完成度が非常に高い。
MonkeyMote 4 foobar2000は多機能かつ無料のfoobar2000と組み合わせてすぐ導入できる点で優れている。
とにかく何かひとつでも使ってみて、ネットワークオーディオの何たるかを味わってみてほしい。
さて、これにて実践編も一通り終了。
ライブラリ。
サーバー。
プレーヤー。
コントロール。
把握すべきこと、実践すべきことは多岐に渡る。
居ながらにしてすべてを見、すべてを操ることで得られる、音楽再生における筆舌にしがたい快適さ。
ユーザーがそれを手に入れるために、何かひとつでも役に立てたのなら、【音源管理の精髄】を書いた甲斐は間違いなくあった。
【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】
【ネットワークオーディオTips・実践編】 PCの再生ソフトのコントロールアプリ
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