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Roon 設定・再生編

公開日: : 最終更新日:2016/02/12 PC・ネットワークオーディオ関連, Roon, オーディオ・ビジュアル全般

前記事
Roonは音楽鑑賞の未来たり得るか
Roon 導入編
Roonの「魔法」の正体


 「総合音楽鑑賞ソフト」と言っても、再生ソフトでもあるわけで……

 とりあえず、初期状態で再生を始めようとすると、こんな画面が出てくる。
20151003roonPC24

 というわけで、ナビゲーションの「Settings」から設定に入る。

 「General」。まあ色々。
 初期状態では完全Roon色になっているので必要であれば設定変更。
20151003roonPC33

 「Storage」。音源フォルダの指定。
 「Organized Folders」には手を付けないほうがよさそう。
20151003roonPC34

 TIDAL……
20151003roonPC35

 「Setup」。色々。
 実はこの中の「Genre Mappings」から、ファイル由来のジャンルとRoonでのジャンル表示の対応を事細かに設定できたりする。
20151003roonPC36

 「Audio」。慌てない。
20151003roonPC37

 「Account」。自分のRoonアカウントが表示される。
20151003roonPC38

 再びAudio。DSD再生の設定もここから。
 PCと接続したオーディオ機器(DAC等)を使用するには、まず設定で「Enable」にする必要がある。それぞれ名前も付けられる。JPLAYだって使える。
20151003roonPC39
20151003roonPC40

 こうすることで、使わない機器までぶわーっと表示されることもない。
 よく考えられている。
20151003roonPC41
 なお、出力先(Roonは出力先のことを「Zone」と呼ぶ)の設定は画面右下のスピーカーのアイコンからワンタッチで可能。
 複数のZoneで別々の音源を同時に再生することもできる。


 DXD、DSD256の再生にも対応。
 しかも「どんな風に再生されているか」をビシッと表示する機能付き。
 これならオーディオマニアもきっと満足。
20151003roonPC52
20151003roonPC51

 ちなみに、出力先にLUMIN A1が選べたので、「もしやRoonからDLNAのプッシュ再生が出来るのか!?」と心ときめかせたのだが、残念ながらそんなことはなかった。
20151003roonPC49


 実際の再生については、アルバム内で曲をクリックすれば、猛烈にわかりやすい画面が現れて次にどうするかを聞いてくる。
20151003roonPC24-2

 アルバム単位、トラック単位での選曲・再生ももちろん可能。右クリックで複数の項目を選択できる。
20151003roonPC62
20151003roonPC63

 また、Roonはラジオ機能を備えており、初期状態ではプレイリストの曲の再生が終わると自動的にそれっぽい曲を見つけてきて再生を継続する。流し聴きするには実に気の利いた機能である。

 色々と見てきたが、純粋な再生ソフトとしても機能不足はない。



 リモートコントロールアプリ「Roon Remote」についても紹介する。

 RoonのコントロールアプリはiPadとandroidタブレット向けに用意されている。
 使うには設定からコレをYesに。
20151003roonPC53

 アプリを立ち上げて接続するライブラリを選択する。
 この作業は初回のみ。次回からは自動で繋がる。
20151003roontablet01

 これがiPadのRoon Remoteの画面。
 ちなみにandroid版もまったく同じ。
20151003roontablet02
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20151003roontablet03

 つまるところ、どちらもPCとまったく同じ

 いつもなら「大画面とマウスを使えるPCと画面サイズに限界があるうえにタッチ操作の端末で同じインターフェースを使うなんて!」と言いたいところだが、Roonの場合はそうでもない。
 というより、Roonは共通のデザイン/インターフェースを用いてPCとタブレットの操作感を高いレベルで同時に実現している。ちなみに右クリックは長押しタップに対応する。さらに、PC版もタッチ対応ディスプレイを使う場合の設定が可能。
 これでRoonの魅力を何一つ損なうことなく、ネットワークオーディオのシステムとして運用できる。手のひらの中にすべてを。Roonのインターフェース、操作感は純然たるネットワークオーディオのコントロールアプリとして考えてもかなり優秀。何やらKazooが本当にやりたかったことを実現しているような気もする。
 素晴らしいデザインと設計思想。開発元のRoon Labsには心の底から賛辞を贈る。



 ……


 …


 音質? あっ……


 音質については、Stereophileのレビュアー、Jon Iverson氏のレビューから以下の文言を引用することで代えたい。

These days, I find that most music-playing apps sound so alike, the differences aren’t worth sweating. It didn’t used to be this way, but it is now: When I’ve properly set up Amarra, Audirvana, JRiver, Sooloos, VLC, etc., on my Mac and compared them through the same DAC, I’ve been hard-pressed to hear meaningful differences. Changing a DAC’s filter setting has a greater influence on sound.


 死ぬほど同感である。



【レビュー】Roon

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】


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Comment

  1. ごん より:

     音源管理ソフトをiTunes+Audirvana PlusからRoomへの乗り換えを検討していて、こちらに辿り着きました。お金が無いなりにPCオーディオの環境を整えて5年になります。5年間ヘッドホンやDACは同じものを使い続けています。購入したハイレゾ音源はALACに変換、タグ入力して、iTunesで管理しています。
     その上でお聞きしたいのですが、Roomの音質はAudirana Plusと較べてどうでしょうか? 逆木さんのポリシーに反する質問かもしれませんが、利便性と音質の両立をRoomに求めています。iTunesの音楽管理の利便性に特に不満はありません。Roomの導入で利便性が向上し、音質に差はなく、音楽の海に飛び込めるならRoomに魅力を感じます。
    大金でオーディオ機器を導入する気はまだ無いのですが、音楽ソフトの違い程度で音質を語るべきではないでしょうか。

    何かアドバイスをいただければ嬉しいです。

    • sakakihajime より:

      ごんさん

      とりあえず、Roonは「(Roonの中だけで機能するように)音源管理をしてくれるソフト」であって、「(ユーザーが)音源管理をするためのソフト」ではない、ということに御注意ください。
      Roonを使うとしても、例えばiTunesを用いたユーザー自身の手による音源管理の必要性がなくなるわけではありません。

      再生ソフトで音質に違いがあるのは私も実感しているところではありますが、生憎私はMacを使っていないため、Audirvana Plusと比べてRoonの音質がどうなのかお答えすることはできません。
      私が主にPCオーディオの文脈で音質を語ることを避けてきたのは、私があくまでも自分自身に課している「オーディオで遵守すべき最低限のライン」を、現状の私のPC環境ではクリアできないからです。ただ、試聴機等を借り受けてそのラインをクリアした状態で聴いた印象では、少なくともWindowsで一般に高音質と言われているソフトと比べて大きく劣る部分はありませんでした。
      とはいえ、他人の音質評は参考にこそなれど、どこまでいっても所詮は他人の感覚です。最後は自分が聴いて、自分がどう感じるかです。

      幸いにしてRoonには2週間の試用期間がありますので、兎にも角にも実際に使ってみるのが一番です。
      ごんさんも仰られているように、Roonの魅力は「音楽の海」にあります。音質もそうですが、そこにどれだけの価値があるか見極めるためにも、まずは使ってみることをおすすめします。

      • ごん より:

        返信ありがとうございます。

        Roomは普段の音源管理の積み重ねから世界を拡張してくれるソフトなんですね。管理をサボれると思ったわけではありませんが、多少管理が楽になるソフトだと思い込んでいました。

        早速インストールして試してみました。今までの管理が無限のインターネットに有機的に接続される感覚が心地よいです。逆木さんが強く仰っていますが、今まで音源をせっせと管理してきた努力がRoomのサービスで形になった印象です。2週間使い倒してみようと思います。

        ありがとうございましたm(_ _)m

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