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【ネットワークオーディオTips】ネットワークオーディオの実践に必ずしも単体プレーヤーは必要ではない

公開日: : 最終更新日:2016/10/14 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

 この記事で言う「単体プレーヤー」とは、「オーディオ機器として売られているネットワークオーディオプレーヤー」を指す。


 さて、ネットワークオーディオの本質はコントロールである。
 プレーヤー、すなわち再生機器に何を使うかは大きな問題ではない。
 さらに言えば、仮に単体プレーヤーを使っていても、本当の意味でネットワークオーディオを実践しているとは限らない。プレーヤーが高価なオーディオ機器であることは、ネットワークオーディオを実践することと何の関係もない。

ネットワークオーディオの本質


 ただし、感覚的に最も分かりやすいネットワークオーディオのシステムが、単体プレーヤーを含む機器の組み合わせであることも確かである。

 あらためて整理しよう。
 これがネットワークオーディオの三要素とそれぞれの役割。
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 単体プレーヤーを使うということは、要するに「一つの要素に一つの機器を割り当てる」ということ。
 「サーバー」には「NASまたはPC」。最近では純オーディオ用の製品も増えた。
 「プレーヤー」には「単体プレーヤー=オーディオ機器」。
 「コントロール」には「スマホ/タブレット&アプリ」。
 そしてそれぞれの機器はネットワーク――LANで接続する。
 多くの場合システムの背後にはUPnP/DLNAの仕組みがあり、機器は難なく繋がる。
 ちなみに、DELAをはじめとする「サーバー一体型プレーヤー」もまた存在する。

DLNAにおけるデバイスクラスについて

ネットワークオーディオの三要素――『サーバー』・『プレーヤー』・『コントロール』

 黎明期から今に到るまで、ネットワークオーディオと言えばDLNA/UPnP、そして「オーディオ機器としてのネットワークオーディオプレーヤーを使うシステムがネットワークオーディオである」というイメージが支配的だった。

 しかし、そんなことはない

 ネットワークオーディオの本質はコントロールである。
 ネットワーク越しに、空間的に独立した端末から音楽再生のコントロールを行うシステム。これこそがネットワークオーディオのシステムである。

 椅子に背を預けたまま、手元の端末を使って曲を選び、再生する。
 音楽が流れ出す。堪能する。
 これぞネットワークオーディオの実践である。
 この時、「再生機器に何を使っているか」が意識されることはない。
 意識されるのはあくまで実際に触れているアプリであって、プレーヤーではない。
 再生機器が単体プレーヤーだろうが、PCと再生ソフトの組み合わせだろうが、ネットワークオーディオを実践していることに変わりはないのだ。


 PCと再生ソフト。ついでにUSB DAC。
 これらはいわゆるPCオーディオとして一括りにされるが、昨今の再生ソフトには、大抵UPnP/DLNAに依存しない専用のコントロールアプリが用意されている。
 そのおかげで、再生機器にPCを使うからと言って、もはやモニタにかじりついてマウスをカチカチする必要などない。
 すなわち、PCと再生ソフトの組み合わせを再生機器として使いつつ、ネットワークオーディオを実践することは可能なのである。

PCオーディオはもっと自由になれる

全体の流れ――音源の管理運用からシステムの構築まで

 「単体ネットワークオーディオプレーヤーを使うからこそ快適な音楽再生が可能になる」なんて幻想はそろそろ役目を終えてもいい。
 ユーザビリティの完成度はあくまで個別の機器・ソフト・アプリの出来次第である。例えばUPnP/DLNAの仕組みを用いることは高品位なユーザビリティを実現するための手段の一つであって、それ自体が目的ではない。


 PCを再生機器に用いるシステムは、『サーバー』と『プレーヤー』の二つを『再生ソフト』が担うと考えればいい。

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 自分自身に音源を取り込んでいる、ライブラリ統合型の再生ソフトならではのシステムである。「配信」という単語を厳密に捉えると少々アレだが、音源が保存場所とプレーヤー間でやり取りされているという意味では同じ。
 そして何より、「コントロールが空間的に独立している」という点において、このシステムはネットワークオーディオに他ならない。存分にその恩恵を享受することができる。
 さらに詳しくはこの記事を参照。

 居ながらにしてすべてを見、すべてを操ることで得られる、音楽再生における筆舌に尽くしがたい快適さ

 ネットワークオーディオが実現する真のメリットとは、再生機器に何を使うかに依存するものではないのだ。


 念のため言っておくと、単体プレーヤーの価値を否定しているわけではない。
 オーディオ機器としての完成度の高さは揺るぎない強みであり、また「PCそのもの」という音質上のボトルネックが存在しないため、何より音にこだわるオーディオファンにとってはベストの選択だろう。
 それに、ユーザビリティの究極的な完成度においても未だ一日の長がある。

 もちろん、PCと再生ソフトの組み合わせを使ってもいい。
 出来のいいコントロールアプリには不自由しないし、JPLAYStreamerなんかを使えばさらに可能性が広がる。例えばJRiver&JRemoteを使うかJPLAYStreamer&BubbleUPnPを使うかという幸せな悩みが待っている。foobar2000&MonkeyMote 4 foobar2000だって負けていない。
 USB DACの製品層の分厚さも間違いなく大きな魅力と言える。

 もちろん、MPDやそれに類するプレーヤーを使うのもいい。
 これはPCオーディオかネットワークオーディオか、なんてことを気にする必要もない。

 自分にとって一番音が良く、一番使いやすいものを選べばいい。
 それが単体プレーヤーだったという可能性もあるし、PCの再生ソフトとUSB DACという可能性もある。
 姿形に多少の違いはあれど、行き着くところは同じ。


 音楽大好き!

 もっと快適に音楽を聴きたい!



 この夢を叶えるためにこそ、ネットワークオーディオはある。



『ネットワークオーディオ』とは何か

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

よくある質問と検索ワードへの回答

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