*

【音源管理の精髄・応用編】 タグとフォルダーの併用 【ネットワークオーディオTips】

 これはPCオーディオとネットワークオーディオの両方に使えるテクニックだが、音源のブラウズをすべてアプリ上で行う関係からネットワークオーディオとの親和性が高い。


 使いこなせばタグほど便利なものはない。
 むしろ、そもそもタグを使わない限りあまり便利にならない。

 とはいえ、どのタグを参照してどのようなナビゲーションツリーを提示するかはソフト次第のため、ユーザーが本当に求める選曲の作法が得られない場合がある。

 例えば、Twonky Serverを使ってクラシック音源をブラウズする場合。
 仮にユーザーが「作曲家」→「指揮者」→「アルバム」という風に選曲をしたいと思っても、そもそもTwonky Serverにはそのようなナビゲーションツリーは用意されていない。あるのは「作曲家」→「アルバム」のみ。

 だったら「フォルダ構造でそれを作ってしまえ」、というのがこの記事の趣旨だ。
 つまるところ、ナビゲーションツリーに実質的な新項目を追加するということである。


 タグを疎かにすると総崩れになるというだけで、タグベースのライブラリとフォルダベースのライブラリは別に喧嘩するものではない。
 フォルダ構造をいじったところで、基本的にソフト上に表示されるタグベースのライブラリ/ナビゲーションツリーには何の影響もない。だからこそユーザーの手が入る余地がある。

 ただし、これはやりすぎるとタグベースとフォルダベースでライブラリの管理が乖離・錯綜して最終的に破綻するおそれがあるため、ユーザー自身による強固なコントロールが求められる。
 もっとも、タグベースのライブラリをしっかりと構築できる人とはつまりCDのリッピングがしっかりとできる人であり、CDのリッピングがしっかりできる人とはフォルダベースのライブラリもしっかりと構築できる人であるため、そこまで心配する必要はないかもしれない。


 上の例を私の場合で考えるとこうなる。

 私は普段dBpoweramp CD Ripperで、
 [genre]\[album artist]\[album]\[track] [title]
 という命名規則・フォルダ構造でリッピングをしている。
20150525タグPC01

 これを、クラシックのCDをリッピングする時のみ、
 [genre]\[composer]\[conductor]\[album]\[track] [title]
 とすればいい。
 そうすれば、クラシックの音源に限り、フォルダ掘りで「作曲家」→「指揮者」→「アルバム」という選曲の作法が使えるようになる。フォルダ構造を他のジャンルと変えたところで音源のタグそのものが変わるわけではないので、タグベースのライブラリが崩れるようなこともない。

 この場合のイメージはこんな感じ。

20150525タグPC02

 問題点があるとすれば、追加できる選曲の作法が一通りだけということだ。
 フォルダ構造をそのまま使う以上、こればっかりは仕方がない。
 なお、フォルダ構造そのものはdBpoweramp Batch Converterを使えば自由自在に変えられるのでこの辺は楽である。


 別にクラシックに限らずとも、色々と応用は利く。
 例えばLUMIN L1など、複数のサーバーソフトを走らせる余地のないサーバーを使っている場合、上手く使えばそれなりのメリットがあると思う。



【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

スポンサーリンク


関連記事

【BDレビュー】 第250回『おおかみこどもの雨と雪』

画質:14 音質:9 映像:AVC 音声:リニアPCM 5.1ch 24bit

記事を読む

dBpoweramp Release 16

 リッピング&タグ編集&フォーマット一括変換機能のパッケージ、自分にとって理想のライブラリの構築を志

記事を読む

PS4 Pro

新型「PS4 Pro」11月10日発売、価格は44,980円!全てのソフトを4K画質&安定した高速フ

記事を読む

言の葉の穴・二周年

 もっと、ずっと前にやるべきだったことが、ようやく動き出した感がある。  しかし、まだまだ。

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第5回『スターシップ・トゥルーパーズ』

Kill ! Kill Them ! Kill Them All !!! という怒号が飛び交う

記事を読む

【BDレビュー】第299回『007 スカイフォール』

画質:15 音質:15 映像:AVC 音声:DTS-HD Master A

記事を読む

【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

 Dolby AtmosやDTS:Xといったオブジェクトベースオーディオは、映像メディア用の音声規格

記事を読む

【システム】 Nmode X-PW10

 オーディオマニアとは業が深いもので、何か機材を買って「なんていい音なんだ!」と感動しても、同時に「

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第93回『アニマトリックス』

画質:9 音質:8 映像はVC-1でビットレートは超変動型、30台後半にも乗る。 音声は

記事を読む

ECLIPSE TD316SWMK2 いろんなタイトルとの組み合わせ②

0.1の壁 導入編 リファレンスBD10タイトルとの組み合わせ いろんなタイトルとの組み合わせ

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

Asset UPnP Release 6

サーバーソフトの紹介 『Asset UPnP』 Asset UP

続・Nmode X-DP10

新製品発売のお知らせ - Nmodeの部屋 発売日は2017年4

LUMIN A1、導入3周年 終わらない進化とMQA対応

 LUMIN Appはバージョン3から相変わらず最強だし、  iPh

【UHD BDレビュー】第18回『シン・ゴジラ』

【考察】シン・ゴジラとヤマタノオロチ、そして現代のスサノオ神話

PS3の出荷(近日)完了に寄せて

PS3本体の出荷が近日終了 - GameSpark  私のP

【Roon Ready】CHORD Poly

 CHORD Mojoに接続して使う、Roon Readyの「ポータブ

【UHD BDレビュー】第17回『オペラ座の怪人』

『オペラ座の怪人』のUHD BD 画質:9 (画質は

LUMIN is NOW Roon Ready! そしてMQAとSpotifyにも対応予定

LUMIN STREAMING SERVICES  ほんとに

【レビューまとめ】fidata HFAS1-XS20 ― 専用機であるということ

外観編 音質・サーバー編 音質・ミュージックサーバー編

【レビュー】fidata HFAS1-XS20 × OPPO Sonica DAC 音質・ミュージックサーバー編

外観編 音質・サーバー編 fidataのCDトランスポート

【Roon Ready】dCSのNetwork Bridge

dCS、RoonReady対応のネットワークトランスポート「Netwo

fidataのCDトランスポート機能を使ってみた

fidata公式サイト USB接続光学ドライブにセットしたCDを

Roon 1.3 (Build 208)とTIDAL Masters

TIDAL MASTERS with MQA  RoonのB

デジファイ No.25で記事を執筆しました

DigiFi(デジファイ)No.25 3月2日(木)発売【特別付録】ハ

Raspberry Piとワンボードオーディオ・コンソーシアム

Raspberry Piで音楽再生、「ワンボードオーディオ」共通規格化

【レビュー】fidata HFAS1-XS20 音質・サーバー編

外観編 音質・ミュージックサーバー編  まずは、純粋な

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / Continuum

・アーティスト / アルバムタイトル John Maye

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / The Search for Everything – Wave Two

・アーティスト / アルバムタイトル John Maye

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』がUHD BDでリリースされなかった……

スター・ウォーズ最新作『ローグ・ワン』4月28日にBD発売。プレミアム

「FAN AKITA」のプロジェクトが終了しました

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

→もっと見る

PAGE TOP ↑