*

【ネットワークオーディオTips】コントロールアプリのインターフェース/デザインはどのようにあるべきか

公開日: : 最終更新日:2014/11/14 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

 個別検証前にちょっと整理その2。

 この記事の続きなので復習。
 コントロールアプリの基本要素は以下の四つである。


①再生画面
現在再生している音源の情報を表示し、再生・停止・シークなどのコントロールを行う。

②プレイリスト
ライブラリから好き勝手に登録されたプレイリストを管理する。
曲順を編集したり、個別にプレイリストから曲を削除したり、全曲クリアしたりする。

③ブラウズ
サーバー内のライブラリを閲覧し、再生する音源を選び、プレイリストに登録する。

④機器の選択
プレーヤー(DLNAで言うところのDMR)とサーバー(DLNAで言うところのDMS)に何を使うかを選択する。


 これらを踏まえて、優れたコントロールアプリのインターフェース/デザインとはどのようなものであるか考えてみたい。


 これは私見だが、コントロールアプリのインターフェース/デザインの善し悪しは、スマホ版よりもタブレット版において顕著に表れるように思う。
 解像度ではなく物理的な画面サイズの問題で、一度に表示できる情報量が異なるからだ。

 スマホ版のコントロールアプリでは多くの場合、PlugPlayerのように上記の基本要素それぞれに画面を用意するか、あるいは再生画面とプレイリストをまとめたり、ブラウズ画面の一番最初に機器(サーバー)の選択を持ってきたりする。いずれにせよ、スマホ版では、一つの画面にすべての要素を集約することはまず無理だ。昨今のでかスマホならば、その超高解像度を活かして情報を詰め込むこと自体は可能かもしれないが、そうすると今度は各項目が小さくなりすぎて「指で操作できない」という問題が生じる。指先で操作する以上、物理的なサイズはどうしても必要になる。

 では、タブレット版は?

 ……その前に、四つの基本要素の中で、普段使いにおいて特に重要なものは何だろうか。
 ①再生画面、②プレイリスト、③ブラウズ、この三つである。さらに言えば、一番触るのは③のブラウズだ。
 ④機器の選択については、正直なところあまり重要度は高くない。例えばジャンルごとに複数のサーバーを運用していて頻繁に切り替えるなんて言うなら話は別だが、通常であれば、プレーヤーもサーバーも一度選んでしまえばそうそう変更することはないはずだ。少なくとも、頻繁にアクセスするようなものではない。

 このことを踏まえたうえで、またアプリの実画面を見てもらいたい。

 まず、例によってPlugPlayer。今度は縦画面。
20141113-12
 スマホ版がそのままでかくなっただけ。
 ②③④は左上のボタンを押して呼び出す格好。


 次に、私が「このアプリはインターフェース/デザインが素敵」と思うアプリをいくつか例示する。


 SongBook Lite
20141113-10

 Kinsky
20141113-9

 ChorusDS HD
20141113-11

 LUMIN App
20141113-8


 おわかりいただけただろうか。

 ん?
 駄目?

 ならこうしてみるとどうだろう。


 SongBook Lite
20141113-10-2

 Kinsky
20141113-9-2

 ChorusDS HD
20141113-11-2

 LUMIN App
20141113-8-2


 上に示した四つのアプリは、赤:①再生画面、青:②プレイリスト、緑:③ブラウズ、この三つの要素を一画面に整然と集約している。
 すなわち、日常的な音楽再生に必要な機能――聴きたい音源を選ぶ、プレイリストを管理編集する、再生をコントロールする――がすべてこの画面に集約されており、いちいち他の画面に切り替える必要がない。
 このことは、実際に操作をするうえで、大きな快適さを生む。タブレットだからこそ実現できる快適さと言える。


 今回のアプリ検証では、インターフェース/デザインも評価項目となる。
 何を考えて評価するかは、この記事で示したつもりである。



【音源管理の精髄】 目次

スポンサーリンク


関連記事

【音源管理の精髄】DSDIFFからDSFへの変換

 DSDのファイルには大きくDSDIFFとDSFがある。WSDというのもあるが、一般ユーザーにとって

記事を読む

【CES2016】UHD BDは飛び立てるか ハード編

 そりゃ勿論、飛び立ってほしいと死ぬほど願っている。  が、それはそれとして。

記事を読む

【AV史に残るBD勝手に10選】BDと歩んだ7年半

 最初に、一番最初に再生したBDはたしか『ステルス』だったような気がする。  発売からあまり間を置

記事を読む

ネットワークオーディオの本質

 2013/12/22初出の記事を、核心はそのままに、今までの蓄積と現状を踏まえて更新。

記事を読む

Nmode X-PM7 音質編

 電源入れっ放し三日目の音質所感速報。 ○システム LUMIN A1 LU

記事を読む

【音源管理の精髄】 foobar2000でネットワークオーディオする! 【ネットワークオーディオTips】

 PCオーディオの文脈で、foobar2000を取扱う記事は枚挙に暇がない。  foobar200

記事を読む

ECLIPSE TD316SWMK2 いろんなタイトルとの組み合わせ⑤

0.1の壁 導入編 リファレンスBD10タイトルとの組み合わせ いろんなタイトルとの組み合わせ

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第59回『28日後…』

画質:無評価 音質:9 映像はAVCで基本30台のハイビットレート。 音声はDTS-HD

記事を読む

【UHD BDレビュー】第25回『バトルシップ』 米国盤 【DTS:X】

画質:8 音質:15 (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:HEVC 

記事を読む

さらば、ChorusDS

コントロールアプリの検証 2014 『ChorusDS』 コントロールアプリの検証 2014 『C

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【ハイレゾ音源備忘録】The Beatles / Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band (Deluxe Anniversary Edition)

 祝・ビートルズのハイレゾ音源初配信。 ・アーティス

アニメ『宝石の国』が素晴らしい

 アニメから入って、原作漫画も全巻買ってしまった。フォス……

Fundamental LA10 version II / ATT10

「LA10v2」リリース文(PDF) 「ATT10」リリース文(

月刊HiVi 2018年1月号を読んで、ホームシアターでゲームをしよう!【おまけつき】

 本日発売。 月刊HiVi 1月号 12/16発売 

なぜハイレゾ音源を買うのか

 音がいいから、ではない。  私が「ハイレゾ」と言う時は

【UHD BDレビュー】第47回『トランスフォーマー/最後の騎士王』 英国盤 【Dolby Atmos】

画質:10 音質:14 (評価の詳細についてはこの記事

SFORZATO流「ネットワークプレーヤーの使いこなし」が掲載されたので

 我が身を振り返ってみた。 Netwok Audioについて

Bricasti Design M12 / M1 SE mk2のLAN入力がPCM 384kHz/24bit・DSD 5.6MHzに対応

M12およびM1 Special Edition mk2仕様変更のご案

ついに日本でロスレス音楽ストリーミングサービス「Deezer HiFi」が開始

日本初、ロスレス音楽ストリーミング「Deezer HiFi」開始。3,

【レビュー】日本テレガートナー M12 GOLD SWITCH

 魔境深淵注意。  みんなおこらずに楽しく読んでね。

【ハイレゾ音源備忘録】Nicogi / DigiFi No.28付録音源

・アーティスト / アルバムタイトル Nicogi /

「自分の音源ライブラリ」の未来

 言の葉の穴を本格的に始めてまだ間もない頃、こんな記事を書いた。

【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトオーディオの威力を実感できるタイトル10選・2017年版

 せっかく、「さらなるサラウンド体験のために天井にスピーカーを付ける」

【BDレビュー】第353回『パトリオット・デイ』

 日本ではUHD BDが発売されないという悲劇。 https

LUMIN AppがiPad Pro 12.9インチにネイティブ対応

コントロールアプリのiPad Pro 12.9インチへの対応状況

【BDレビュー】第352回『バーニング・オーシャン』 【Dolby Atmos】

 日本ではUHD BDが出ないという悲劇。 https://

LINN KLIMAX DS/3・DSM/2(Katalyst DAC搭載モデル)がDSDの再生に対応

LINN FORUMS  LINN DSのファームウェア、Dav

WaversaSystems WCORE(Roon Server)

WCORE開発完了 - WaversaSystems  要は

【BDレビュー】第351回『ハードコア』

 一人称視点のアレ。 https://www.youtube.c

UHD BD化を待ち望む作品10選・2017年末版

BD化を待ち望む作品10選  未だBD化されていない作品も多いと

→もっと見る

PAGE TOP ↑