ネットワークオーディオの本質は「コントロール」である。

 そして、コントロールを担うのがこの「コントロールアプリ」である。
 【音源管理の精髄】を読み、実践編を辿ってきた人にとって、ここからはもうボーナスステージだ。

 ちなみに、ここで扱う「コントロールアプリ」とは、UPnP/DLNAにおけるDMC(Digital Media Controller)として機能するもののことである。


 さぁ、選り取り見取りだ!
 好きなものを選ぼう!

 ……と言いたいところだが、ゴミを紹介しても仕方がない。
 色々なコントロールアプリがあるのは事実だし、何かしら情報を仕入れるたびに新しいアプリを試しているが、本当に使い勝手のいいものは非常に限られている。


 まずは下の記事を読んでほしい。

コントロールアプリ(iPad版)の紹介・2014年版

 紹介しているのはiPad版だが、基本的にiPad版の出来が良いアプリはiPhone版の出来も良い。安心していい。
 ここではあらためて、二つのアプリを紹介する。
 どちらも最短で辿り着く最適解と言っても遜色ない出来のアプリである。


・Kinsky
 LINN DSのために作られたLINNの純正アプリでありながら、UPnP/DLNAに対応する汎用アプリとして機能する。【音源管理の精髄】の記事中にも幾度となく登場している。
 必要な機能は一通り揃い、安定性も高く、わかりやすく、美しい。
 しかも無料。
 ネットワークオーディオの可能性を見せてくれるLINNの良心とでもいうべきか。ありがとうLINN。


・SongBook Lite
 ChorusDS・LUMIN Appという、特定の機種に特化したアプリを除けば、最高度の完成度を誇る汎用アプリ。
 別にどことは言わないが、海外メーカーのネットワークオーディオプレーヤーの純正アプリの中身が実質コレという例も知っている。それくらいよく出来ているということだ。
 有料ではあるが、「オーディオ」という領域においてその価格は涙が出るほど良心的である。


 もちろん、この二つ以外にも様々なコントロールアプリがあるし、別のアプリがしっくりくることもあるだろう。
 私はただ、ひとつの意見を提示するのみ。




 あとは楽しむだけだ。

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 ライブラリ。
 サーバー。
 プレーヤー。
 コントロール。

 把握すべきこと、実践すべきことは多岐に渡る。


 居ながらにしてすべてを見、すべてを操ることで得られる、音楽再生における筆舌にしがたい快適さ。


 ユーザーがそれを手に入れるために、何かひとつでも役に立てたのなら、【音源管理の精髄】を書いた甲斐は間違いなくあった。



【音源管理の精髄】 目次