「ここにさえ来ればネットワークオーディオがまとめてわかる!」を目指し、ひたすら書いてきた【音源管理の精髄】も、いよいよ最終局面である。
 


 第7章の実践編を最初から読んできた人は、ここに至るまでに

・CDのリッピングやダウンロードによって音源を手に入れ、ライブラリを構築する
・NASあるいはPCをサーバーとして機能させる
・自分に合ったネットワークオーディオプレーヤーを導入する

 以上の三点をクリアしているはずだ。

 「コントロール」。
 ネットワークオーディオの本質。
 長く険しい旅路の果てに、ようやくその実践まで辿り着いた。


 さて、ネットワークオーディオの文脈でコントロール、そして実際にコントロールを担うコントロールアプリと言った時、以下の二つのパターンがある。


①UPnP/DLNAにおけるDMC(Digital Media Controller)としてのコントロールアプリ

②PCの再生ソフトに対応する専用のコントロールアプリ


 多くの場合、ネットワークオーディオのコントロールアプリと言って想起されるのは①であるが、②を用いることで、いわゆるPCオーディオの音質的可能性の上に、ネットワークオーディオならではの快適さを加えることが可能である。
 ①と②は似て非なるものであり、混同してはいけない。
 しかし、両者が目指すものは同じ。

 すなわち、


 居ながらにしてすべてを見、すべてを操ることで得られる、音楽再生における筆舌にしがたい快適さである。



【音源管理の精髄】 目次