*

【ネットワークオーディオ・実践編】 MediaMonkeyでリッピング

 38ドルが惜しいという人はMediaMonkeyでリッピングもしてしまおう。


 MediaMonkeyを起動した状態でCDを入れると、こんな具合でディスクが認識される。
 WS000221

 まずは右クリック。
WS000222

 「CDのリッピング」という項目が見えるが、ちょっと待ってほしい。
 入れたまんまの状態だと「ジャンル」が「14」になっているし、アルバムタイトルもアーティストも何か変だ。

 というわけで、先に「FreeDBからアルバム情報を取得」を選択する。
 この時、該当のアルバムとしてヒットした情報が一つだけの場合は自動的に情報が上書きされるが、それらしき情報が複数ヒットした場合は別ウィンドウが開き、どの情報を適用するか選択することができる。
 今回は該当する情報が一つしか見つからなかったようで、以下のように情報が上書きされた。
WS000223

 ではリッピングといこう。
 下の画像は「CDのリッピング」を選択した際に現れるウィンドウである。
 気を付けるべき部分を赤で示してある。
WS000224

 「設定」とはdBpoweramp CD Ripperの記事でも登場した「保存規則&命名規則」のこと。
 実際に保存される際の階層構造を例示してくれるので実にわかりやすい。
WS000225

 次に「形式」。MediaMonkeyでは以下の5種類のファイル形式が選べる。
WS000226

 例によって、ここは問答無用でFLACを選択する。
 その後、「形式」の下にある「設定」から、FLACの圧縮率云々を決める。
 WS000227

 大事なのは「FLACであること」であって、圧縮率云々は大した問題ないので、ここは速いに越したことはない。
 WS000228

 次に「リップ方式」。
 以下の三つの選択肢がある。
WS000229

 残念ながらdBpoweramp CD Ripperとは異なり、MediaMonkeyにはAccurate Ripの仕組みはない。課金してゴールドにすればAccurate Ripを使えるようになるが。
 精神衛生上、ここは「セキュア」にしておこう。


 色々といじって、最終的に以下のような設定となった。
WS000230

 で、リッピング。
 そして、出来上がったファイル。
 dBpoweramp CD Ripperでリッピングした「Rock」と「Pop」も見える。
WS000231
WS000232
WS000233
WS000234

 ところどころおかしい部分はあるが、一旦置いておく。

 ファイルのプロパティはこの通り。
WS000235
WS000236

「なんか文字化けしてるぞ!」
「アルバムアートが入ってないぞ!」

 まったくもってその通り。
 MediaMonkeyにおけるリッピングの手順を一通り示してみたが、見てのとおりリッピングに関して言えば、MediaMonkeyは機能面においてもインターフェースのわかりやすさにおいても、dBpoweramp CD Ripperには及ばないという印象だ。
 たまたま今回扱ったCDがマイナーなアルバムだったということもあるが、ソフトの情報収集力だけでは曲名を正確に埋め込むことができなかった。
 これは「自分でタグ編集? そんなもんやってられるか」という機械任せ派にとっては深刻な問題である。

 今回の記事を書くため、だいぶ久しぶりにMediaMonkeyでリッピングを行ったのだが、dBpoweramp CD Ripperの使い勝手に慣れた身からすれば、端的に言って出来の悪さが気になってしまった。
 総合的な音源/ライブラリの管理編集ソフトとしてMediaMonkeyに最大級の評価を与える姿勢に変わりはないが、リッピング機能だけを切り出してみるとなかなか辛いものがある。
 やはり、素直に38ドルくらい投資しよう。


 ただ、dBpoweramp CD Ripperであろうと、リッピング時の編集だけでは音源が完成しないことも往々にしてあるし(特にアルバムアートの埋め込み)、ハイレゾ音源についてはそもそもリッピングという工程そのものが存在しない。リッピングしてからどのように音源を管理編集するかも、リッピング同様極めて重要なテーマである。
 リッピング機能だけを見れば少々不本意な結果に終わってしまったが、MediaMonkeyが真価を発揮するのはこれからだ。



【音源管理の精髄】 目次

スポンサーリンク


関連記事

no image

【BDレビュー】 第189回『BLACK HAWK DOWN』 北米盤

日本での発売が頓挫してから何の音沙汰も無いのであきらめて輸入 画質:9 音質:14

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第174回『トイストーリー 三部作』

ピクサーほんとすげえな…… 『トイストーリー』  画質:10 音質:10 『トイストーリ

記事を読む

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

 いわゆるPCオーディオにせよ、いわゆるネットワークオーディオにせよ、両者の根幹には共通して、デジタ

記事を読む

LUMIN A1を試す・動作編

導入編  今回試用したLUMIN A1は御厚意により手配していただいた試聴機であり、また試

記事を読む

【BDレビュー】第251回『蟲師 特別篇 日蝕む翳』

画質:8 音質:8 映像:AVC 音声:リニアPCM ステレオ 24bit

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第123回『ピノキオ』

画質:15 音質:8 映像はAVCでビットレートは20Mbps前後で推移。 音声は日本語英語

記事を読む

Dolby Atmosのソフトを片っ端から聴く

Pioneer SC-LX59でDolby Atmosを聴く オブジェクトベースオーディオとト

記事を読む

【アプリ紹介】SongBook’11 UPnP iPad版

※この記事のデータ等は基本的に2012年3月26日のものです ●イントロダクション

記事を読む

【音源管理の精髄】『音源』の重要性――『快適な音楽再生』を実現するために 【ネットワークオーディオTips】

 最初に、一般的な定義を確認しておこう。今後の話を分かりやすくするために。  (狭義の)PCオ

記事を読む

【システム】 Pioneer SC-LX85

 Marantz PS4500 → Sony TA-DA3200ES → Marantz SR600

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

『オペラ座の怪人』のUHD BD

オペラ座の怪人 4K ULTRA HD&ブルーレイ(3枚組) 初回限定

【インプレッション】Playback Designs Merlot DAC 外観編

Playback Designs Merlot DAC - ナスペック

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第一章「栗駒の心臓を御室に見る」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

NetAudio vol.25で記事を執筆しました

 この手のおしらせはしばらく放置していたが、これからはマメにやっていこ

「FAN AKITA」のプロジェクトで目標金額を達成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

MQAのソフトウェアデコードって……

MQA Decoding Explained - Audio Stre

LUMINがRoon Readyになったような

 ん?  !?  常時起動の単体Roon Serv

3,000,000PVを達成しました

 言の葉の穴は2017年1月5日をもって3,000,000PV

canarino Fils × JCAT USBカードFEMTO

 canarino Filsの導入当初は、ちょいと思うところがあって、

TIDAL MASTERS with MQA

TIDAL MASTERS TIDAL is deliverin

Roon 1.3のプレビュー

Coming over the hill: the monstrous

言の葉の穴 2016-2017

 「言の葉の穴」読者の皆様、あけましておめでとうございます。  昨年

言の葉の穴 2016年のハイライト 創作・地元ネタ編

 もうすぐ終わるので振り返り。  オーディオだけではないのである。

言の葉の穴 2016年のハイライト オーディオ・ビジュアル編

「言の葉の穴」的2015年のAV関連ニュース10選  独断と

2016年の心残りその2 まだ見ぬOPPO Sonica DAC

OPPO Sonica DAC そして素晴らしいのは、この手の製

2016年の心残りその1 LUMIN、未だRoon Readyならず

Roon Ready、ネットワークオーディオ第五の矢  LU

2015年の心残りは2016年でどうなったのか

2015年の心残りその1 ESOTERIC N-05 紹介記事

【BDレビュー】第341回『帰ってきたヒトラー』

画質:8 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

シン・ゴジラのUHD BD

「シン・ゴジラ」が'17年3月22日BD/UHD BD化。初公開映像満

【BDレビュー】第340回『DOOM / ドゥーム』

画質:6.66 音質:13 (評価の詳細についてはこの

→もっと見る

PAGE TOP ↑