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【音源管理の精髄】 DLNAにおけるデバイスクラスについて 【ネットワークオーディオTips】

公開日: : 最終更新日:2015/09/04 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

 UPnP/DLNAとがどういうものなのかについては、前回の記事で概要を示した。

 この記事では、DLNAにおける『デバイスクラス』について説明していく。ちなみに前回書いた通りDLNA≒UPnPなので、今回の内容はいわゆる「UPnP対応メディアサーバー」とか「UPnP対応プレーヤー」とか、そういったものにも共通する。


DLNAにおける『デバイスクラス』とは何か。
 ネットワーク/システムの中において、それぞれの機器が担う役割のこと。
 DLNAにおけるデバイスクラスはDLNAのバージョンによって、以下のように定義される。
 なお、ここではあくまでネットワークオーディオに関係するデバイスクラスのみを扱う。


○DLNA1.0

・DMS――Digital Media Server
音源の保存と配信を担う。

・DMP――Digital Media Player
音源の再生と、音楽再生における各種コントロールを担う。

 DLNA1.0のシステムを図に示すとこのようになる。
スライド1
 DMPは再生機能とコントロール機能の両方を備えているため、一台で音楽再生が可能であり、音源の保存と配信を担うDMSとあわせてDLNA1.0のシステムは2 Box Systemと呼ばれる。
 この場合、音楽再生の操作はあくまでプレーヤー本体に付随するインターフェースやボタン類、リモコンによって行われる。

 しかし極端な話、DLNA1.0の2 BOX Systemはどうでもいい。
 次のDLNA1.5で可能になる3 Box Systemの方が、ネットワークオーディオを理解するうえで遥かに重要である。


○DLNA1.5
上記に加えて以下の二つのデバイスクラスが増える。

・DMR――Digital Media Renderer
DMPからコントロールの機能を省き、音源の再生のみを行う。

・DMC――Digital Media Controller
DMPから独立してコントロールを行う。

 DLNA1.5のシステムを図に示すとこのようになる。
スライド2
 DMPがDMRとDMC、すなわち『純粋な再生機能』と『純粋なコントロール機能』に分かれているため、DLNA1.5のシステムは3 Box Systemと呼ばれる。
 このように、ネットワークオーディオにおいては、物理的にも機能的にも、いわゆる『プレーヤー』から『コントロール』を独立させることができる

 コレ! コレが超重要!!

 なぜ重要かは、【音源管理の精髄】&【ネットワークオーディオTips】をじっくり読むとわかる。


 実際の機器との関係や、LAN接続など、より様々な要素を入れ込んだのが下図。

スライド3

 NASにせよプレーヤーにせよ、国内で売られている機器のほとんどはDLNA対応を謳っている。少々煩雑だが、これでイメージは掴めるはずだ。

 そして、このDLNAから考えを発展させた、より普遍的なネットワークオーディオの三要素が、『サーバー』・『プレーヤー』・『コントロール』である。



【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

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