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【ネットワークオーディオ】 iPadに最も美しいアルバムアートを表示するコントロールアプリは?

公開日: : 最終更新日:2014/06/15 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

※この記事は2012年5月15日と17日に書かれたものを統合、修正を加えたものです



手元で所有する音源を縦横無尽に管理再生するという利便性に加え、音源にアルバムアートをタグ付けすることにより「視覚でも楽しむ」こともまた、ネットワークオーディオの楽しみである。ただしその場合、タグ付け画像が高品質なことが絶対条件となる。サーバーがうまく機能したところで、そもそもタグ付けされる画像が低解像度ではお話しにならないからだ。


さて、New iPadは2048×1536という未曾有の解像度を持つに到った。

ならば、タグに埋め込む画像もそれに合わせて、1536×1536以上の解像度を用意すれば、すぐに最良の美しさを手に入れられるのか?


……残念ながらそうではない、というのが、この記事の内容である。


なお、ファイルサイズの関係上、実解像度の画像の一部を切り取るという手段を取った。




①ChorusDS HD

A.アルバムアート拡大場面(600×800に縮小しています)
chorusds 800


B.Aの画像部分を左上から800×800ピクセル切り取ったもの(実解像度)
chorusds抜粋




②Kinsky

A.アルバムアート拡大場面(600×800に縮小しています)
kinsky800


B.Aの画像部分を左上から800×800ピクセル切り取ったもの(実解像度)
kinsky抜粋




③PlugPlayer for iPad

A.アルバムアート拡大場面(600×800に縮小しています)
plug800


B.Aの画像部分を左上から800×800ピクセル切り取ったもの(実解像度)
plug抜粋



④SongBook Lite

A.アルバムアート拡大場面(600×800に縮小しています)
songbook800


B.Aの画像部分を左上から800×800ピクセル切り取ったもの(実解像度)
songbook抜粋



おわかりいただけただろうか。

全く同じ音源を再生した場合でも、実は使うアプリによって画面に表示されるアルバムアートの具合が異なるのである。

それでは、どうしてそんなことになるのかという点を検証したい。
なお、繰り返しになるが『タグ付けする画像ファイルの解像度は1536×1536』ということを検証の前提条件とする。
すなわち、New iPadのネイティブ解像度を最大限活かせる解像度の画像である。



以下の三つの点が関わってくる。


A.アルバムアート拡大時の表示領域は何ピクセル×何ピクセルか(実測値)

B.スケーリングが必要か否か(無いに越したことはない)

C.スケーリングが上手いか下手か


この観点から、メジャーな四つのアプリをそれぞれ見ていく。



①ChorusDS HD

A:1024×1024
B:必要 1536→1024
C:いい線いってる

ChorusDS HDのアルバムアート拡大時の表示領域は四つのアプリの中で最も小さいが、同時にスケーリングが最も巧みなアプリでもある。1536→1024という、“きっかり三分の二”という割合も絡んでくるのだろう。
とはいえ、せっかくの高解像度をフルに表示できるわけではないので、どうしても極小領域のディティールは消えてしまう。



②Kinsky

A:1536×1536
B:不要
C:ドットバイドット表示なのでスケーリング不要

私の知る限り、アルバムアートの表示でiPadの解像度をフルに使い切る唯一のアプリであり、埋め込む画像ファイルをiPadの解像度に合わせれば原理的にスケーリングが不要になる。
そのため、表示品質的には最上のものとなる。印刷時点のインクのドットまで見えるレベルである。



③PlugPlayer

A:1458×1458
B:必要 1536→1458
C:下手糞

せっかく広い表示領域があるのに、お粗末なスケーリングのせいで台無しである。
ジャギってるじゃないか。
そんなことを気にしてどうすると言われそうだが、そういうディティールを気にするのがこの趣味のひとつの醍醐味だと思う。



④SongBook Lite

A:1230×1230
B:必要 1536→1230 ???
C:Oh…

ボケボケじゃないか! いい加減にしろ!!
しかしこの現象、実はSongBook Liteにおけるアルバムアートの拡大表示とは、タグに埋め込まれている本来の画像を持ってくるのではなく、
sbの本性800
この通常画面の左上に表示されている“512×512の画像を拡大しただけ”なのである。
そりゃボケる。
通常画面の時点でそれなりの大きさのアルバムアートを表示しているが故の悲劇、もとい怠慢というべきか。
改善を乞う。




と、いうわけで、現時点で最も美しくアルバムアートを表示させる方法とは、

『New iPadのネイティブ解像度に合わせ、1536×1536の画像をタグ付けし、Kinskyで表示する』

である。

NASによっては画像が表示されないことがあるとか、dBpowerampに丸投げで解像度に無頓着とか、ネットワークオーディオの世界はそういう次元からいいかげん脱却すべきである。



……1536×1536なんて解像度の画像なんてどこから持ってくるのか?
もちろん、CD一枚一枚スキャンである。



LUMIN Appに玉座交代。(2014/06/15)



ネットワークオーディオTipsまとめ

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