100kHzまで対応のレコード「HD Vinyl」’19年発売へ。開発社CEOに聞くその可能性 – Phile-web

高音質を実現するため、音源としてハイレゾオーディオファイルをインポートする。その後、オーディオファイルを3Dのトポグラフィックモデルに変換。そして3Dモデルを最適化したのち、レーザーを使ってレコードの溝を成型し、スタンパーが完成する。このスタンパーをもとに、HD Vinylのアナログレコードがプレスされるという流れだ。なお、HD Vinylのスタンパー素材にはセラミックが使われている。


 私はアナログを一切やっていないので、的外れな感想になっている可能性があることは承知のうえで……

 レコードに対して「HD」という名称が相応しいのかどうかはさておき、凄く画期的な試みだと思う。
 というより、なぜ今までこういうのが出てこなかったのかとも思う。
 実際に市場に投入された暁には、「HD Vinylの方が良い」「いや、今までのレコードの方が良い」という議論が巻き起こることは必至だろう。

 デジタル・ファイル再生とて、ユーザーへの普及とハード/ソフトの深化の両面で「ハイレゾ音源」――「今まで以上の音質を実現する(かもしれない)音源」の存在が一定の役割を果たしていることは確かだ。
 HD Vinylの登場が、昨今のレコードブームが単なる懐古趣味的様相を呈するだけで終わらず、オーディオ的な、純然たる音質的な意味で飛躍を遂げるうえでの契機となるのか、注目したい。


 しかし、なんだかんだ言ってみんなレコードが大好きなんだな。
 TIDALだって再生画面拡大すると回ってるしな。