*

UHD BD化を待ち望む作品10選・2017年末版

公開日: : 最終更新日:2018/02/21 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

BD化を待ち望む作品10選

 未だBD化されていない作品も多いというのに……


 今後の新作は、ある程度金のかかったタイトルであればほっといてもUHD BDで出るだろうから(それこそ『フォースの覚醒』とか)、基本的に望むのは旧作のUHD BD化ということになる。


 必ずしもマスターの解像度が最終的な画質に直結しないとはいえ、昨今の新作でさえ2Kマスターの作品が多いという状況では、UHD BDの「4K/HDR」という売り文句は片手落ちと言わざるを得ない。ゆえに、『スター・ウォーズ』のep2・ep3など、そもそも撮影の段階から2K/1080Pでマスターを作ってしまっている作品だと、別にUHD BDにしたところで……というのが正直なところだ。UHD BDには解像度以外の大きな要素として「HDR」と「色域の拡大」があるのだが、それに対応し得る状態でマスターが作られているのかわからない。
 そんなこんなで「一昔前のデジタル撮影の映画」は辛いのである。

 一方、フィルム撮影&マスターの映画であれば、リマスターによってその時々に合わせた高解像度かつ高スペックのマスターが得られる。実際、『許されざる者』『スターシップ・トゥルーパーズ』など、UHD BD化によって見事な高画質化を果たした(わりと昔の)フィルム撮影作品が存在している。

 アニメ作品に関しては、フィルム/デジタル制作を問わず、極々一部の例外(恐ろしくハイディテール志向とか、それこそネイティブ4Kで制作してるとか)を除いて、もうUHD BDになったところでBDから大きな飛躍は得られないのではという気がしている。そりゃ、UHD BD化の恩恵も何かしらあるだろう。例えばジブリのレガシーな作品を本気で4K/HDR化したら凄いんじゃないかと思う。しかし、DVDからBDへの飛躍が実に大きかったので、もうBDでじゅうぶんなんじゃないか、とも思う。そういう意味で、コレは凄く気になる。


 というわけで、UHD BD化の恩恵を最も受けられるのは、最初から高いスペックで製作された昨今の映画を除けば、おそらく「90年代半ば~2000年代前半のフィルム撮影の作品」ではないだろうか。それ以前の作品になると、そもそものフィルムの状態等で、画質的に厳しいものがあると思われる。BDでさえかなり厳しかったのだから、UHD BDになればなおさらだ。一応、『ブレードランナー』のような例外もあるにはあるのだが。

 以上のことを踏まえて、2017年末版の「UHD BD化を待ち望む作品」を10タイトル選んでみた。
 まぁ、つまり、「出れば間違いなく買うぞ」というタイトルである。
 ついでにDolby Atmos/DTS:Xに音響もパワーアップさせてほしい。



『AKIRA』(88年・フィルム)
ただしディズニーあるいはクライテリオンレベルのリマスターをすることが前提
本作に関して言えば192kHz/24bit/5.1chのままでいい


『ブレイブハート』(95年・35mmフィルム撮影)


『セブン』(95年・35mmフィルム撮影)


『プライベート・ライアン』(98年・35mmフィルム撮影)


『ダークシティ』(98年・35mmフィルム撮影)


『マトリックス』トリロジー(99~2003年・35mmフィルム撮影)


『グラディエーター』(2000年・35mmフィルム撮影) →やったぜ!


・『ブラックホーク・ダウン』(2001年・35mmフィルム撮影)


・『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジー(2001~2003年・35mmフィルム撮影)
IMDbによれば2KDIマスターを作ってしまっているようだがそこはリマスターでなんとか


『キングダム・オブ・ヘブン』(2005年・35mmフィルム撮影)
IMDbによれば2KDIマスターを作ってしまっているようだがそこはリマスターでなんとか



 ここに挙げたタイトルは、BDの時点で基本的に画質に優れたものばかりである。
 逆に言えば、「BDの時点で画質的にたいしたことのない作品が、UHD BDの器を得たところでいったいどうするというのか」ということでもある。
 もちろん、『AKIRA』のように不本意な例や、『ブラックホークダウン』『キングダム・オブ・ヘブン』のように最初期にBD化された結果、以降の高画質化の恩恵を受けられていないというタイトルもある。実際に後者の作品で、見違えるような向上を果たしたのが『スターシップ・トゥルーパーズ』と言える。

 この10本(シリーズも入ってるけど)がUHD BD化されないまま、「もうUHD BDは終わりました」なんて展開にならないことを祈るばかりだ。



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

【UHD BDレビュー】総まとめ

【BDレビュー】総まとめ

【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】

スポンサーリンク


関連記事

no image

【BDレビュー】 第166回『美女と野獣』

画質:15 音質:10 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit、7.1ch

記事を読む

【BDレビュー】第325回『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』

画質:8 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:AVC 音声:DTS-

記事を読む

【レビュー】逢瀬 AK4495S試作DAC 運用・音質編

【レビュー】逢瀬 AK4495S試作DAC 外観編  本機のUSB入力はAmanero C

記事を読む

Roon ServerがQNAPとSynologyでも使えるようになったぞ

Roon Server on NAS  元々は一人のユーザーが始めた試みに、本体が合流した

記事を読む

【レビュー】Panasonic DMP-UB90

UHD BDプレーヤー Panasonic DMP-UB90を買った  4Kディスプレイもない

記事を読む

【祝】OPPO Sonica DACは2月上旬発売

OPPO「Sonica DAC」は9.8万円、2月上旬発売。ES9038PRO搭載のネットワーク対応

記事を読む

言の葉の穴 2014-2015

 あけましておめでとうございます。  昨年は当ブログにお越しいただきましてありがとうございました。

記事を読む

【UHD BDレビュー】第54回『ターミネーター2』 米国盤

【BDレビュー】第106回『ターミネーター2』 画質:8 音質:10 (評

記事を読む

「4Kマスターではない」等のUHD BDをどう捉えるべきか

 HDRやら色域の拡大やら、業界はBDに対するUHD BDの優位性は解像度だけではないとしきりに叫ん

記事を読む

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

 いわゆるPCオーディオでも、いわゆるネットワークオーディオでも、両者の根幹には共通して、『デジタル

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【祝】『グラディエーター』がUHD BD化

アカデミー5部門受賞「グラディエーター」5月9日4K Ultra HD

【祝】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がUHD BD化

Star Wars: Episode VIII - The Last

【レビュー】Black Ravioli BR.Pad / BR.Base 設置編→音質編

【2018/02/06初出の設置編に音質編を追加】  B

【地元探訪・神様セカンドライフ編】院内の怪猿・貞宗

 ここんとこ猿無双が続いているので。 77話「怪猿が征く」 7

HiVi 2018年3月号で記事を執筆しました【おまけつき】

 本日発売。 月刊HiVi 3月号 2/17発売 HiVi3

【BDレビュー】第356回『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』

https://www.youtube.com/watch

【BDレビュー】第355回『龍の歯医者』

 むしろコレが欲しかった。  特別版は高かった……

BenQの20万円を切る4K/HDRプロジェクター「HT2550」

20万円を切る4K/HDRプロジェクタ。ベンキュー「HT2550」は「

【UHD BDレビュー】第54回『ターミネーター2』 米国盤

【BDレビュー】第106回『ターミネーター2』

【UHD BDレビュー】第53回『ダンケルク』

画質:10 音質:限りなく15と同質な10 (評価の詳

【UHD BDレビュー】第52回『インターステラー』

【BDレビュー】第303回『インターステラー』

【UHD BDレビュー】第51回『インセプション』

【BDレビュー】第185回『インセプション』 画

【UHD BDレビュー】第50回『ダークナイト ライジング』

 祝・【UHD BDレビュー】もついに50回。

【UHD BDレビュー】第49回『ダークナイト』

【BDレビュー】第102回『ダークナイト』 【AV史

【UHD BDレビュー】第48回『バットマン ビギンズ』

【BDレビュー】第173回『バットマン ビギンズ』

JPLAYStreamerでfidata Music Appが使えるようになった

 fidata Music AppがバージョンアップしてJPLAYSt

ESOTERIC N-03T

エソテリック、初のネットワークオーディオトランスポート「N-03T」。

【ハイレゾ音源備忘録】すぎやまこういち・東京都交響楽団 / 交響組曲「ドラゴンクエストXI」過ぎ去りし時を求めて

なぜハイレゾ音源を買うのか ・アーティスト /

アイ・オー・データ Soundgenic ― ネットワークオーディオの呼び水となるか

アイ・オー、エントリー向けオーディオNAS「Soundgenic」。1

【レビュー】SOULNOTE A-2 続・音質編 ― 純正ボード「SSB-1」と純正ケーブル「SBC-1」

【レビュー】SOULNOTE A-2 導入・外観・運用編 【レビ

→もっと見る

PAGE TOP ↑