画質:10
音質:9
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch


○画質
 KICK-ASS一作目を思い出すコミカルもとい「カラフル」な画。そこにいかにも「4Kでござい」という情報量と解像感が加わった、あまり見ないタイプの画。溢んばかりの情報量は特に人物を捉えたショットで顕著であり、彩度の高い背景と相まって不可思議な立体感を生んでいる。
 画質の基礎体力的には満点で、HDを越えた解像感は素晴らしいの一言。シャープにしてノイズレス。20世紀FOXのUHD BDの第一弾タイトルにも選ばれている辺り、4Kソースの時点で相当素晴らしいことが窺える。
 ただ、いかんせんコミカルでカラフルな画が何とも言えないポップさを醸成し、何処まで行ってもギャグというか、画からある種の凄みを奪ってしまっている。

○見どころ
 数多の素敵ガジェット
 頭がパ(以下自粛


○音質
 『英国王のスピーチ』のイメージが強いせいで、コリン・ファースといえば「隔絶した声の魅力」を想起するのだが、本作においてもその魅力は健在。さすがに英国王のスピーチほどの神がかった音ではないにしても。
 サラウンドの活用は明朗快活。小気味良く音が飛び跳ねる楽しいもの。KICK-ASS一作目ほどの爆発力はないが、アクション映画としてじゅうぶん聴き応えがある。

○聴きどころ
 コリン・ファースの美声


○総評
 KICK-ASS的なキレキレのアクションを気楽に楽しめるアクション映画。画質も音質も一流。
 マナーが紳士を作る。
 情熱が高品質なBDを作る。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52



【BDレビュー】総まとめ